年齢と視力管理
視力は年齢と共に絶えず変化しています。
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01くらいで、
3歳くらいで1.0に、6歳くらいで1.0になります。
視力は成長とともに向上し、視力が落ち着く学童期に近視が現れ始めます。
最近では小学生の約10%が近視であるという調査結果もあります。
しかし、この頃の視力低下の原因はほとんどが仮性近視です。
仮性近視とは、読書やゲームなどで近くの物を長時間見ることによって毛様体筋が緊張し続けてなかなかリラックス状態に戻れず、一時的に軽度の近視状態になってしまうことです。
ですから、眼を休ませてあげたり視力回復トレーニングを行うことで毛様体筋がリラックスし視力は回復します。
この段階ではまだメガネやコンタクトレンズによる視力回復は必要ありません。
真性の近視にならないように定期的に眼を休ませたり視力回復トレーニングによって充分に視力回復が望めます。
また、視力低下の原因が仮性近視なのか真性の近視なのかの判断は、必ず専門の眼科医に診察してもらって下さい。
もし、真性の近視であるのならば視力回復トレーニングによる視力回復効果はほとんどないため、かわいそうですが視力から発達する脳のためにもメガネによる視力回復をしてあげるべきです。

また、幼少の頃から姿勢良く本を読む習慣やテレビゲームなどは途中に休憩を入れるなどの行為を親が積極的に注意してあげることが大切です。
そして、中学生、高校生ともなると近視になる割合は増加し、20〜30%にものぼります。
特にこの頃の成長期には、身体の急速な発育に伴い視力にも変化が現れます。
眼球も身体と共に成長した結果、眼軸が長くなり急速に遠視から近視化するため、視力が低下したと実感しやすい時期です。
この頃になると真性の近視が多くなり視力回復トレーニングではその効果はほとんどなくなり、メガネやコンタクトレンズ、あるいはオルソケラトロジーに頼らなくてはなりません。
この成長期にこそ視力に対する意識を高め、食事や生活態度の改善、定期的な検査を行うことが非常に重要となります。
20歳を過ぎて成人になる頃には約3人に1人が近視になっていると言われています。
しかし、この年齢では近視の進行は落ち着き始め、メガネやコンタクトレンズの買い替えの回数が減ってきます。
この近視の進行が止まる頃には最近話題のレーザーによる近視治療のレーシックを受けることが出来ます。
近視の進行が止まっていない年齢層でレーシックを受けても再び近視に戻ってしまうことがあるので、レーシック手術には年齢制限があるのです。
成人になってライフスタイルや生活環境も落ち着くと近視とどのように付き合っていけば良いのか、どのように視力を管理していけば良いのかが確立してきます。
そして、中年期から老年期になると個人差もありますが、およそ40歳代に再び視力に変化が起きます。
近くの物が見えづらくなるという老眼の始まりです。さらに50歳代に入ると過半数の方が老視(老眼)ななってしまいます。
老眼は、年齢を重ねるごとに水晶体の弾力性が失われ「調節力」が低下することによって起こります。すなわち老眼は目の病気ではなく、いわば視機能の老化が原因で起こる生理的現象なのです。
老眼も近視と同じように徐々に進行しますが、睡眠や運動や食事など眼に対する配慮があれば進行を遅らせることは可能です。
そのまま放置していると遠方や近くの物を見る際にストレスを感じるようになり、眼精疲労、肩こりなどが起こるようになってきます。
ですので、遠近両用のメガネやコンタクトレンズを利用した方がストレスを感じることなく快適に過すことができます。
また、最近では遠近両用のレーシックを受けることも出来るようです。
特に年齢を重ねている方は日常生活と定期的な眼の健康診断が大切です。

| Last UpDate 2009年1月01日 |
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